小児矯正について
About child correction
小児矯正についてOrthodontics For Kids
これまでに数多くの歯列矯正をさせていただきました
こんにちは、院長の田中です。人生の半分以上を矯正歯科治療に懸けてきました。
これから折り返しの残り半分(?)の人生は、患者様の気持ちになって、患者様に優しい治療を広めて行こうと決意いたしました!
私も、開業して30年ほど、矯正歯科を勉強し始めてから四半世紀がたち、数多くの患者様を治療させていただきました。
最近思うのは、写真のように複雑なブラケットによる矯正治療は極力避けたい思っています。
複雑なブラケットを装着する事により、奇麗な歯並びや良い噛み合わせを作る事はできますが、多くの患者様から、「痛い」「歯ブラシが大変!」という声を多く聞きます。
そこで当医院では、お子さまが小さいうちから、歯並びの管理をさせていただく事により、痛みがなく、違和感も少なく、奇麗な歯並びと噛み合わせに誘導してく事が可能であると思っています。
乳歯の段階で奇麗な歯並びは問題!?
3歳で乳歯はほとんど生え終わりますが、実は奇麗な歯並びは問題です。
もちろん、乳歯のときからデコボコがあるのはもっと問題です。
通常は、発育空隙といって、左写真のようなスペースがあるのが正常です。
なぜなら、永久歯の方が乳歯よりも大きいので、乳歯の段階でスペースの無い奇麗な歯並びだと、永久歯が生えると叢生(乱杭歯=デコボコのはならび)になる可能性が高いからです。
歯科矯正は、早ければ早い程、患者さんにとってメリットが大きい
予防矯正は早ければ早い程、患者さんにとってメリットがあります。
かといって、1歳からでは治療は不可能です。
せめて自我が目覚める2〜3歳くらいから少しづつ治療を始めるのが良いでしょう。
ただし、お口の型取りをItero「口腔内スキャナー」を導入しておりますので、従来の粘土のような印象材に比べれば型取りが簡単になりましたがその行為に耐えうる年齢という事になります。
当医院では3歳くらいであれば、ほとんど問題無く歯型がとれますので、3歳くらいから開始するのが望ましいと思います。
上記の通り、乳歯列が完成する3歳くらいからが適切な時期であると思われます。すぐに着手すべき症例としては、反対咬合(受け口)、叢生(凸凹している)、発育空隙がない症例です。
反対咬合に関しましては、上顎の前方への成長発育を阻害する可能性があるため、できるだけ早めに治療した方が良いです。
叢生(凸凹している)、発育空隙がない症例に関しては、将来的に乳歯よりも大きい永久歯の萠えるスペースがありませんので、「拡大床」などにより、上顎の拡大を行ったほうが良いです。
乳歯が永久歯と変わる大切な時期での予防矯正当医院がチカラを入れている予防矯正
乳歯が永久歯と入れ替わる大切な時期に当医院では、下記の症例に力を入れて予防矯正を行っています。
受け口のお子様の場合(反対咬合の改善)
乳歯列期に用いるムーシールド
混合歯列期に用いるリンガル・アーチ
混合歯列期に用いる切歯斜面板
顎が狭く歯と歯のスペースが狭い場合(上顎骨、歯列の拡大)
混合歯列期に用いる拡大床
クワッドヘリックス
急速拡大装置(RPE)
埋まっている歯を引っ張り出す(埋伏歯の牽引)
目立たない裏側矯正やマウスピース(インビザライン 等)矯正にも対応
当院では、目立たない裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース(インビザライン 等)矯正などご要望に応じて選択していただけます。
患者さまの歯列矯正の治療方針によって、矯正に必要な器具や使用できる器具も異なりますが可能な範囲で目立ちにくいマウスピース矯正などを使う事もできます。